コーヒーをもっと好きになる『パブリックカッピング』を体験

※この記事はアフィリエイト広告を含みます

※この記事は2016年3月のイベントの情報を修正したものです。

先日コーヒースタンドのイベントに参加してきました。

内容は『パブリックカッピング』と言って、一般の方がコーヒーのテイスティングをするものです。

場所は福山の『Extractors Coffee by Noquoi (ノックワイ)』というコーヒースタンドで開催されました。

今回はちょっとだけマニアックな話となりますが、コーヒーに興味がある方も、好きだから飲んでいるだけだよーっていう方にもぜひ読んでいただきたいお話です。

カッピングとは

パブリックカッピング ノックワイ02
  1. 豆の味・風味・香りを正確に評価するために、コーヒーのテイスティングを行う
  2. 正式なカッピングはコーヒーのプロが行い、豆の評価をするためのもの

パブリックカッピングとは

一般の方を対象としたカッピングのこと。

  1. セミナー形式
  2. セミナー形式ではなく、決まった日時に訪れるとテイスティングをできるお店もある

目的

  1. コーヒーのことをもっと身近に感じ、好きになってもらうため
  2. お店のスタッフとお客様のコミュニケーションのため
  3. プロとは違う観点からの意見を聞くため

パブリックカッピングの説明は猿田彦珈琲(元 The coffee shop)の村澤さんのブログがとても分かりやすく参考になります。

今回のイベントの概要

開催店舗Extractors Coffee byNoquoi
(エクストラクターズコーヒーバイノックワイ)
住所広島県福山市昭和町6-1
TEL0848294301
開催日月一回 日曜日の晩
講師SUIREN+ 安藤さん
営業時間19:30~21:00
料金 1,000円
定員10名
WebNoquoi Webサイト
instagram @noquoi_coffee
FacebookNoquoi FB

体験したパブリックカッピングはセミナー形式

パブリックカッピング ノックワイ 06

カッピングと言われても正直よくわからない方が多いと思います。

“難しそう、知識がないから参加しにくいな”などの思いもあるかもしれません。そんな方も全然大丈夫。

ノックワイで開催されるイベントは、わかりやすい説明があるので、初めての方でも安心して参加できます。

何より「コーヒーを好きになってほしい、カッピングを楽しんでほしい」という思いがあるため、イベントの雰囲気もすごく柔らかい印象を受けました。

SUIREN+の安藤さんからていねいな説明

イベントはまずカッピングの説明から入ります。SUIREN+というお店の安藤さんが、講師としてカッピングの説明・お手本を見せてくださります。

評価項目

  1. Flovor(風味・香り)
    例)  柑橘系のような・アーモンドのような
  2. Clean cup(カップクオリティのきれいさ)
    例)  雑味がないか・ざらつきがないか・透明感はあるか
  3. Mouthfeel(口に含んだ質感)
    例)  粘り気・密度・濃さ・舌触りの滑らかさ
パブリックカッピング ノックワイ 05

この3項目を評価していきます。

このとき頭に入れておきたいことが、ネガティブな要素を考えていくのではなく、コーヒー豆のポジティブなところを評価していくということ

一般向けのカッピングなので、豆に対して正当な評価をするよりも、楽しむこと・コーヒーと向き合うことのほうが重要だと思いました。

完璧な意見を言うよりも、プロの方をハッとさせるような、おもしろい視点からの意見のほうが重要な気がします。

硬くなりすぎず、思いのままに楽しむとよりコーヒーに親しみを感じるはず。

実際にカッピングを体験

説明を聞いた後は実際にカッピングを行います。

カッピングの流れ

パブリックカッピング ノックワイ 03
  1. 3種類の挽き立てのコーヒー豆の香りを比べる
  2. お湯を注いで4分待つ
  3. 4分経過した場所から順番にテイスティングをしていく
    (テイスティングは鼻の奥まで香りが届くような方法で。これが難しい)
  4. 高温時と低温時で飲み比べをするため何度かやってみる

]飲み過ぎるとちょっと苦しくなるため、テイスティングは飲み込まず、基本的にはカップに吐き出します。

理解度が低く説明が難しいです。ぜひ参加してみてください…としか言えないので、参考動画を貼っておきます。

おもしろいのが、豆自体の香りを比べた時と実際に口に含んでみた時とでは、印象が異なってくることです。また、高温時、低温時でも同じことが言えます。

今回は安藤さんからちょっとしたイタズラもあって、エチオピアの豆にケニアの豆を混ぜていたり(本来は単一の豆での評価をする)…このような違いもわかるようになってくれば、より楽しめそうですね。

いろんな意見も聞ける

これが一番楽しいかもしれません。

同じ豆のコーヒーを飲んでいるはずなのに、自分とは全く逆の感想を持つ方もいらっしゃるんですよね。カッピングの後の意見交換はすごく有意義な時間でした。

イベントの最後はコーヒーとビスケットを

最後は自分のお気に入りのコーヒーとビスケットを頂いてイベントは終了となります。

ノックワイの手作りビスケットまで食べることができるのはかなりお得。カッピングも教えて頂き、人との交流もあって、コーヒー・ビスケットまでもらえて1,000円は本当に安いと思いました。

感想・まとめ

パブリックカッピング ノックワイ 04

初めてのパブリックカッピングでしたが、参加してみて本当に良かったと思います。

最近では東京など都会のほうでは少しずつ一般的になってきているようですが、福山でこんな体験ができるのは本当に貴重だと思います。

イベント内容自体は聞き慣れなかったり、身近ではないかもしれません。 でもコーヒーが好きで毎日一杯は飲んでいるという方はたくさんいらっしゃると思います。

そんな方はぜひ一度パブリックカッピングに参加してみてはいかがでしょうか。

関連記事