『一生モノのダイニングテーブルが欲しかったのでDIYをしました』
新生活に向けてダイニングテーブルを製作しました。作ったといってもすべてをDIYをしたわけではありません。
いろんな方に相談したり、協力していただいて完成した自分だけではどうにもならなかったダイニングテーブルです。
今回ご紹介するダイニングテーブルのDIY方法は少し変わった方法で作っています。
アイアンテーブルを作ってみたいと思っている方の参考になる部分もあると思います。
ぜひご覧ください。
目次
ダイニングテーブルのDIY工程。作り方はとても簡単
すべてを自分で行うことができれば良いのですがそうもいきませんので、「お店に注文することと自分でやること」に分けました。
半分だけDIYなら安くて楽もできる
欲しかったモノはアイアン脚でゴツい一枚板のダイニングテーブル!!
結果的に1枚板ではなく、2枚の板にはなりましたが、希望に近いテーブルが完成したので大満足。
既製品で天板の厚みがある一枚板を探すと、10万20万30万と上を見ればどんどんすごいことになっていきます。
気軽に買えるものではありません。
でも材料を自分で調達して半分DIYをすれば安く作ることができます。業者さんに半分頼めば自分も楽をすることもできました。
メリットをあげてみると良い選択をしたと実感できます。
製作工程の振分け
- 材木屋で木を選んで製材してもらう
- アイアンを専門店で製作してもらう
- 製材した木材を研磨する
- 研磨した木材にオイルを塗って保護する
- 組み立てて完成!
製材やアイアンの製作は専門業者さんしかできないことなので、お店に注文をしました。
自分でやることも結構多かったのですが、欲しいものが安く手に入ると考えれば心も踊ります。
素敵な天板を入手!材木屋で大きな栗の木を購入!
天板になる木材を調達しにいきました。
材木屋さんは各県にありますので、1枚板を売ってくれるところもあるかもしれません。
僕は岡山、広島の間に住んでいるのですが、どちらの県でもそういった材木屋はあります。
天板を注文したお店は岡山の『なかの商店』
以前このブログ内では植物屋として紹介した、岡山県の井原市にある「なかの商店」
オーナーさんは週末以外は材木屋「優木」の社長もされています。元々はそちらが先なので木材についてはとても詳しく、おすすめの木を教えてくださいました。
実際に木を見ながら天板を選べます
材木置き場で実際に自分で木を選ぶこともできました。
さまざまな種類の木が大量にあり、中には50万以上もするような立派なヒノキなども。
今まで全く知らなかったことも知ることができました。人気ドラマで俳優さんが使っている家具の木材なんかは、一気に価格が跳ね上がることもあるらしいです。
DIYが好きな方は一度材木屋に行ってみてはいかがでしょうか。ホームセンターとはさすがに違いますね!
木材選びが一番楽しかった!
選んだ木材は栗の木2枚
板の厚みについて
悩んだ結果、木の種類は栗にしました。美しい木目に板の厚みは製材前で50mmほど。
- ダイニングテーブルの奥行きは800mm(80cm)ほど必要
- 800mmの1枚板は高い!(そんなサイズ感のものはなかなかなかった)
- 400mm×2枚なら安い!
奥行きについて
だから本当は1枚板がよかったのですが、400mmの奥行きを取れる板を2枚にするということにしました。
1枚板で作ろうとするとやっぱり高いんですね。この段階で1枚板の夢は消えましたが、かなり良い天板を安く手に入れることができたので満足です。
選んだ栗の木のお値段
お値段はなんと1枚1万円という激安価格!これはビックリしました。即決です!
ダイニングテーブルの天板は材木屋で購入すると安くすむ可能性があります!!
製材込みで45,000円!!
>>>岡山の『なかの商店』は珍しい観葉植物がたくさんあるお店
材木屋がない場合は大きな家具屋に相談してみる
大きな家具屋なら、ダイニングテーブルになる前の天板のみで販売している店舗もあります。
ダイニングテーブルの完成品を買わずに、パーツ別で購入すれば安くつく場合もあるので検討してみてください。
アイアンは広島の広島のアイアン家具専門店『ディコトミック』
テーブルの脚は広島にある『ディコトミック』で購入しました。
溶接の資格を持っている男性2人が製作をしているアイアンの専門店です。
既製品の注文もできますが、セミオーダーまで承っており自分だけのアイアンを作ってもらうことができます。
製作の打ち合わせについて
打ち合わせは一番最初は店舗でお話をして、そのあとはメールでやりとりをしました。
対応が早く納期も早い!2週間もかからずに完成しました!アイアンの脚は専門店の特注品なら世界にひとつのテーブルになりますね!
アイアンのお値段
お値段は25,000円でした。感覚は人それぞれですがとても安いと思います。
アイアンは床に傷をつける可能性もあるため、クッションテープもつけてくださったのがとてもありがたい。
細かい気配りはさすがプロです。
>>>古材とアイアンの家具が好きな方は広島のディコトミックへ!
そのほかでアイアンを入手する方法
アイアン(鉄脚)はメルカリ、minne、ヤフオクでも手に入れることができます。
個人で溶接をして販売されている方もいます。ミンネならセミオーダーも可能な出品者の方もいますのでおすすめです。
雰囲気だけでも…という方は、IKEAの架台がアイアンっぽさもあり、価格も3,000円ほどなのでおすすめです。
▼楽天にこんなのもあります。めっちゃしっかりしてて2万8千くらい!安い!
作ってもらえるところが見つからなかったらすごくアリだと思います!
製作費用(端数切捨て)
材料費用が出たところで、一旦全製作費用をまとめます。
天板代 | 45,000円 |
アイアン代 | 25,000円 |
塗料代 | 3,600円 |
刷毛 | 1,500円 |
合計 | 75,000円 |
普段からDIYを軽くでもやっている方は、天板、アイアン代だけですみます。
そうでない方は、塗料、刷毛など。
- 天板は材木屋での購入も検討しよう!
- 1枚板が高すぎる場合は2枚にすれば安い!
- アイアン脚は溶接専門店などで買えば安い!
- アイアンはフリマアプリでも売ってる
- IKEAの架台もアイアン脚の代わりになりそう!
この作り方なら天板をしっかり綺麗にしてあとは乗せてビスを打つだけですのでとても簡単です。
それでは作り方!
ダイニングテーブルの天板をDIY
製材した板を自宅に持ち帰り「さあこれを天板にして今日から使おう!」というわけにはいかないのが今回のダイニングテーブル。
すぐにテーブルとして使いたいところですが、この作業を自分で行うことによって、安く済ませれているので、頑張りどころです!
作業内容(作り方の詳細)
- 天板をサンダーで研磨
- 天板にオイル塗装をして木材を保護する
- 組み立て、設置
- サンドペーパーを使って天板を研磨
天板用の栗の木はある程度は綺麗になっているのですが、すぐに使用できる状態からは程遠いものでした。
研磨はサンダーを使ってペーパーがけ
1番時間がかかる作業ですが、ここを頑張ればツヤツヤのテーブルになります!
粗いペーパー(60番)から始めて、最終的には目が細かい1500番まで研磨をします。
これでやっとツヤが出てきて、オイルや塗料のノリも良くなります。仕上がりが全然変わってきますよ~
ペーパーの例
- 60番(木材の状態をみて調整120番からでも行ける場合もある)
↓ - 400番(400番でなくてもよい)
↓ - 1,000番(なくてもよい)
↓ - 1,500番(ツヤ出し)
サイズが大きいので結構時間はかかりますが、ツヤが出てきたときは本当に感動します!
ここまでツヤツヤになるのかと驚きました。
サンダーは安くても結構使えますので、ひとつ持っていても損はありません!
オイルフィニッシュはオスモカラークリア
木材の保護をするためにオスモカラーのクリアを塗りました。大切な作業なのでていねいに塗装します。
クリアを選んだ理由は、最初は栗の木そのものの良さを楽しみたかったから。
今後色を加えることもあるとは思いますが、自分のやる気次第でリメイクできるところがDIYの良いところ。
オイル仕上げの効果
- 木材の保護(長く使うためには必須)
- ツヤ出し(ペーパーで磨いた上に塗るとさらにツヤツヤになる)
- 木材そのものの色に深みが出て若干色が濃くなる
効果は木材の保護だけではないんですよね。
オスモカラー以外にもオイルの選択肢はあったのですが、オスモカラーはオイル独特のニオイが全然ありません。とてもおすすめです。
オスモカラーを選んだ理由については、下のリンク先で詳しく書いてあります。
組み立てて完成。最終的なサイズは?
組み立ては一瞬です。
実はアイアンの上に乗せているだけなので、ビスで固定をしていないのです。板が分厚く重たいので、乗せているだけでも少々のことでは動きません。
天板を使ってみて表裏を交換することもあるかもしれないので、最初はこれくらいラフでも良いかなと。動くことが気になり始めたときはビスを打って固定しようと思っています。
ディコトミックさんがアイアンにビス穴をあけてくださっているのでそれも安心。
▼テーブルのサイズ
W (横幅)1,650 × D (奥行き)800 × H (高さ) 715
予定通りのサイズに完成して大満足です!
最後に自分だけのダイニングテーブルをDIYした感想
いろんな方に協力をしていただいて製作したダイニングテーブル。
高くて良い木を使っているモノを購入しても良いかなという思いももちろんありました。でも結果的に今回の作り方にはすごく満足しています。自分で作業することによって愛着もわきますからね。
板自体がすごくゴツイので、数年後に少しずつ削って色を変えて遊べたりもできるので、これからどんな風にこのテーブルが育っていくのかが本当に楽しみです!
今回学んだことは「王道のやり方ではなくてもどうにかなるんだ」ということ。
ネットで検索をすれば5万程度のモノも確かにあります。
でも製作前からの目標は『メンテナンスをすれば一生使えるダイニングテーブル』を手に入れたかったんですよね。
「一生使えるもの」という思い以外にも、細かいこだわりは何点かありまして…
- テーブル脚をアイアン(鉄脚)にする
- 天板の厚みを30〜40mmにする
- できれば一枚板 天板はオイルフィニッシュ(木の風合いを楽しむ)
- サイズは大きめ(横幅を1,500mm以上)
これらのこだわりも、全部ではないですがいろんなお店の協力によってほとんどのことが達成できました!
予算の関係で、天板を一枚板にすることはできませんでしたが、それにも負けないくらい良い天板だと思っています!!素敵なダイニングテーブルが完成しました!!DIYも楽しかったです!
追記:ダイニングテーブルをリメイクしました
ダイニングテーブルの天板の色はいつか変更したいと思っていましたので、思い切って濃い色を塗ってみました。
木材そのものの良さもしっかりと楽しめたので、今後は好きな色で生活していきます!
DIYしたモノはたまに色を変えてみると、印象がガラッと変わるのでおすすめです。
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