久々のDIYです。アイアンブラケットを使って『食器棚用のウォールシェルフ』を作りました。
ウォールシェルフはシンプルで見た目も良いですし、比較的簡単に作ることができます。製作過程で注意すべき点もあるので、今回は工程・注意点についてお話します。
- ウォールシェルフはオシャレで素敵
- 作り方(準備~作業工程)
- 注意点
- 製作費用など
目次
ウォールシェルフは見栄えが良い!
見栄えが良く、作りがシンプルで製作費用もそれほどかからないウォールシェルフ。
以前作ったウォールシェルフはブラケット(棚受け)も木材をカットして自作しました。シンプルなつくりとはいえ、この部分だけは少し苦労しました。
こだわらなければ簡単なのですが、斜めにカットして少しでも見栄えを良くしようとしてしまって…。
このときの印象が強く、正直めんどうな作業だなと思っていたので、ブラケットは買ってしまうことにしました。
アイアンのブラケットを使うと簡単でさらにオシャレ!
ブラケットは雑貨屋さんで購入。
今回購入したお店はたまたま閉店セール中で、20%OFFで3セット3,000円ほどで購入することができました。好きなお店でしたので、閉店は悲しいのですが今回はラッキーw
イメージしていた棚はこんな感じ
お店の奥にある棚がオシャレすぎる!!
こんなに爽やかなのは僕のイメージに合わないので、棚もブラケットも暗めの色を選んだんです。古道具とかが暗めのほうが僕には合っている気がします。
次は作り方や注意点、使った道具についてです。
ウォールシェルフの製作工程
まず製作工程を確認しておきます。
- 間柱の位置を確認する
- 間柱に合わせて木材を購入する
- 木材カット
- 木材を塗装
- 穴位置を決めたら下穴を開けておく
- ブラケットを設置
- ブラケットの上に棚を置きビスで繋ぐ完成!!
(食器棚なのでとりあえず好きな食器だけ置いてみる)
食器棚のDIY開始!
では実際に作ってみましょう
※壁に穴を開けるので、賃貸ではできない方法です。
ディアウォールやラブリコを使ってみてください。
▼調整できるラブリコの方がおすすめです(僕的にはこれもちょっと怖いけど)
① 間柱の位置を確認する
1番重要なポイントです。
家の壁には石膏ボードが取り付けられています。やみくもにビスを打ち付けてもしっかりと固定されずに落ちてしまうので、石膏ボードの後ろにある間柱(下地)を探しましょう。
便利な道具
下地センサーで大まかに探して、下地探しの針でちょっとだけ穴を開けて、本当に間柱があるのかを確認します。
注意点
間柱(下地)を探すときには注意することがふたつあります。
- 間柱の端のほうにビス穴を開けない
(端に穴を開けると木が割れてしまいます。) - 下地センサーだけではなく、下地針で最終確認をしておく
(ビスで穴を開けてみると間柱がなかったという経験もあるので注意が必要)
② 棚板の長さを決めて木材を購入
- ブラケットを木材の端に持ってくる
- ブラケットを少し内側にする
このどちらかでお好みのデザインにしましょう。ブラケットが一番端っこに来ないようにするほうが安定感は出るはず。真ん中にもブラケットをつけるとより安定します。
僕の場合は柱が良い場所になかったので、ブラケットは両端ギリギリになりました。
③ 木材購入・カット
今回はホームセンターで安いSPF材を買いました。
木材カットは早くキレイに仕上げるために、ホームセンターでお願いしても良いと思います。
④ 木材を塗装
木材を塗装する場合はしっかり乾かす必要があります。壁につけるので乾いていなければ、壁紙に色が付いてしまって大変!
塗装の前にサンダーで表面を研磨しておくと、仕上がりが綺麗になるのでぜひぜひ。
僕が使っているサンダーはとても安価なものですが、全く問題なく使えています。
塗料はオールドビレッジのウッドステイン
オールドビレッジ社のウッドステインが残っていたので使いました。
ちょっと古びた感じにしたかったので、一度適当にベタ塗りをして、すぐに綺麗な布で拭き取りました。色が薄いと思ったら、2度同じ作業をします。
乾かすとこんな感じになりました。
⑤ 穴位置を決めて下穴を開けておく
大体のブラケットの位置は決まっていると思いますので、横の高さをそろえて下穴を開けます。エンピツなどで印をつけておくとわかりやすいです。
注意点
- 高さは床から測るほうが良い。
- 印はわかりやすいようにしっかりと付ける
うちの壁紙は横に模様が入っていて、それに沿って穴を開ければ平行になるものだと勘違いをしました。結果的にはめちゃくちゃズレてしまってちょっとショック。穴をあける前でよかったです。
人の手で貼っているので仕方ないことですが、知りたくなかった事実ですね。笑
⑥ ブラケットを設置
棚板を先にブラケットにつけてから壁に設置しても良いのですが、一人で作業をする場合は重たいのでブラケットを先に設置しておきましょう。
↑参考までに
注意点
ブラケットを購入した場合は、ビスが付いてくると思います。
ありがたいのですが、そのビスを使用すると石膏ボードの後ろの間柱までビスが届かない可能性があります。この点は要注意。
購入したブラケットにも専用ビスが付いていましたが、かなり短くて使用は断念。長さは測っていませんが、石膏ボードまでしか入らなかったため、おそらく20mm程です。
ビスの長さについて
通常ビスを打ち込む板の2.5倍の長さがあるとちょうど良い強度になると言われています。今回の場合は打ちつける側が、ブラケットと石膏ボードでちょっとイレギュラー。
いろいろ調べた結果、間柱には30mmほどビスが打ち込まれていれば良いという意見を多く見ましたので、今回は56mmだったかな…50mmよりも長いビスを使用しました。
※石膏ボード12.5か15mmくらい + ブラケット5mmくらい
50mm以上のビスを使っておけば問題ないと思います。長すぎると、間柱を突き抜けて割れてしまう可能性も考慮してください。
⑦ ブラケットの上に棚を置きビスで繋ぐ
ブラケットを設置したら、最後に棚板を置いてビスを打ちこみます。棚板にも下穴を開けておくとスムーズ。ずれる可能性もあるので下穴は大事です。一気に打ち込みたい衝動を抑えてここはていねいに行きましょう。
⑧ 完成!!
これで完成です!
食器棚なのでとりあえず好きな食器だけ置いてみる
好きな食器を置いてみました。コーヒー器具も、陶器も磁器も木の器も欲しくなってきました。笑
マグカップはいろんなのを揃えたい。
長くなりましたが、ウォールシェルフのDIYの作業工程については以上です。
注意すべきことがバラけているのでまとめます。
- 間柱の端のほうにビス穴を開けない
- 下地センサーだけではなく、下地針で最終確認をしておく
- 高さは床から測るほうが良い
- 下穴の印はしっかりとつける
- ブラケットに付属しているビスは短い可能性あり
制作費用と時間
大まかにまとめておきますので、参考にしてみてください。
製作費用
木材2,400円(800×3)+ブラケット3,600円(1200×3)=6,000円
合計金額は大体6,000円くらいです。
厳密に言えば、刷毛(ハケ)やサンダー用のペーパーも買っていますが、7,000円はいかないと思います。
最初は4万円ほどの食器棚を購入しようとしていたのでラッキーです!
製作時間
時間は合計で2時間半ほど。棚板の塗装が乾くまでを考えるとプラス一日。
ウォールシェルフは作り自体がとても単純なので、時間がかかっているのは段取りの部分。棚の位置決めや穴の場所。普段はなんとなく作ってしまっているのですが、壁に対して付けるものなので、平行にするためにかなり気を使いました。
木材の研磨、塗装は1時間半ほどかかっていますが、設置は10分強で完成するほどに作りやすいものです。
※ウォールシェルフのDIYで大切なことは段取り
まとめ
ウォールシェルフのDIYは意外と手間がかからず見栄えも最高です!
食器をこんな風に置きたいなあと思っていたので、実現できてとても嬉しいです。まだまだ作りたい物はいろいろあるので、まずはキッチン周りから使い勝手の良い空間づくりをしていきたいと思います。
製作上の注意点をバラバラに書いていましたので最後にまとめを。
- 間柱の端のほうにビス穴を開けない
- 下地センサーだけではなく、下地針で最終確認をしておく(間柱について)
- ビスを打つ場所は床からの高さをしっかりと測っておく
- ブラケットに付属しているビスの長さで大丈夫かをしっかり確認する
- 壁にビスを打ち込むときは長さをしっかり考える
- 段取りをしっかりとやる!!
こんな感じです!
どなたでも作れるものですので、ぜひ作ってみてください。ではでは楽しいDIYライフを。
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