CanonEOS M3にCanonのフィルム時代のオールドレンズ『Canon FD50mmF1.4』を付けて遊びました。
これまでEOS M3には2種類のオールドレンズを付けてみたことがあります。その中でもミノルタのレンズは特に気に入っていたので、オールドレンズ1本で遊びに出かけたことも何度かあります。
縛りを作ってお写ん歩に行くのはなかなかおもしろいもので、特に単焦点ならズームができない制限もできてしまって、さらに煩わしさが加わってなかなかオツな感じ。
前回はニッコールレンズを使って遊んだのですが、こちらは写り自体はおもしろいものの、装着したときの使用感はイマイチであまり使うことがありませんでした。
そんなオールドレンズライフを経て、今は『Canon FD50mmF1.4』というなかなか楽しい写りをしてくれる単焦点レンズを使っています。
というわけで、今回はEOS M3にFDレンズをつけて見て実際に作例を載せてみます。
『Canon FD50mmF1.4』について

Canon FD50mmF1,4はAE-1PROGRAMというフィルムカメラについていたレンズです。35年ほど前に発売されたカメラで現在も中古はたくさん出回っています。
AE-1P発売の少し前にプログラムオートがついていないAE-1が発売されており、そのときにセット販売され始めたのがこのレンズとF1.8のタイプだったそうです。
うろ覚えですが、そんな感じです。その辺のウンチクはあんまり詳しくないんですが、カメラと一緒にかなり売れたレンズってのは確かです。すごく良いレンズだと思います。

CanonFDマウント⇒CanonEF-Mマウントへ
普段オールドレンズ使うときはマウントアダプターをふたつ使うのですが、今回はFDマウントからEF-Mマウントへ直接変換できます。
いつもなら【FDマウント⇒EFマウント⇒EF-Mマウント】って感じなんですが、EFマウントをすっ飛ばします。これは重さもレンズ全体の長さもコンパクトに収まるので嬉しいです。
購入したマウントアダプター


以前も使ったことがあるNikonからEFマウントに変換するアダプターと同じ会社で、Kernel という会社のアダプターの方が評判は良いのですが売り切れだったんですよね。
なので、今回はK&F Conceptというところのパーツを購入しました。レビュー件数はカーネルよりも少ないのですが、今回購入したモノは、着脱も良好でCanonのマウントアダプター並の精度です。無限遠もしっかり出るのでおすすめです。
焦点距離が変わる場合は記載があるので、おそらく単純計算で50mm×1.6倍で80mmです。
いろんなアダプターがありますのでぜひご覧ください。マウントアダプターはここ以外では焦点工房がおすすめですね。
実際につけてみた



装着する際のつけ心地も良好ですが、見た目もあまりゴツくなりすぎず、ミラーレスの良さを活かしたまま使えるマウントアダプターです
設定からレンズなしレリーズONに設定する(オールドレンズは感知しないので、レンズがないと判断されてもシャッターを切れるように設定する)

EOS M3 × FD50mmF1.4の作例





このレンズとナチュラクラシカのみで結婚式に行ったこともあります。綺麗な写真はプロが撮ってくれるので、これはこれでいつもと違う雰囲気の写真になりとても喜ばれました。
このレンズは開放で撮るとピントがなかなか合わないので、F8くらいでもちょうど良いと思っています。
まとめ
他にももっと撮っているのですが、人が写っているのでなかなか載せれないんですよね。上の写真だけで雰囲気を掴んでいただければと思います。
オールドレンズは気軽にお値段も安く楽しめますので、ぜひ一度検討してみてください。自宅に眠っている古いカメラが役立つかもしれません。