EOS M3 購入レビュー!1年使った評価をまとめました

EOS M3

※ 2016年10月10日追記:バッテリーについて、クリエイティブフィルターについてを追加
※2016年11月6 日追記 :チルト液晶とEVFファインダーの外観写真を追加

EOS M3を使い始めて1年半以上が経過しました。これまでM3の関連記事は結構書いてきたのですが、本体のレビューをしていなかったので、1年越しに正直な気持ちを書くことにしました。

まず結論を書いておきます。

間違いなく買って良かった。思い切ってミラーレスカメラにしたのは自分に合っていたという感じです。

発売してからもすでに1年以上が経過し、今から買おうという方は多くないかもしれません。ですが、中古やオークションで迷っている方もいるかもしれませんので、「最新機種じゃなくても良いんだよ」という方に向けて書いていきます。

長くなりますので、最初におすすめポイントとちょっとイマイチな点をまとめます。

 

【おすすめポイント】

  1. 携帯性に優れる
  2. 2400万画素で高画質
  3. 外付けEVFファインダーが良い(取り外せるところ)
  4. タッチシャッターが便利
  5. チルト液晶が最高
  6. マウントアダプターでレンズ資産を活かせる

 

【ちょっとイマイチな点】

  1. デザインは他社に劣る(Canonらしさはある)
  2. バッテリーの持ちが悪い
  3. ファンクションキーの設定がわかりにくい

 

軽くまとめるとこんな感じです!

 

EOS M3についての評価やレビューをもっと詳しく知りたい方は、ぜひ下のほうまで読み進めてみてください。飽きたらまた上に戻ってきてまとめを読んでみてください。笑

ではいってみましょう。

ミラーレス一眼レフカメラ『EOS M3』のスペックに対してのレビュー

EOS M3を購入したのは発売されてから1ヶ月ほど様子を見てからのことです。Cannonのミラーレスカメラはあまり期待をされていないような風潮がありましたが、M3が発表されてからその評価は一気に変わりました。

もちろんM2も人気がなかったわけではありませんし、一度触ってみた感じは軽くて使いやすいカメラだなという印象を持ちました。しかし、他社のミラーレス一眼レフカメラに比べてまだまだ本気度が低いという評価を受けていたのも事実。それを跳ね返すほどのインパクトを与えたM3はまさにCannonユーザーさんが待ち望んでいたカメラです。

今までのCannonのミラーレスはどうしてもサブ機としての扱いを受けてしまいがちでしたが、M3ならばメインカメラとしてその実力を存分に発揮してくれます。

それではまず、本体の性能や使い勝手の良さ、外観などについての感想から。

 

携帯性の良さはミラーレス機の強み(M2と比べなければw)

まず最初にお伝えしたいことは、M3は軽くて持ちやすくて携帯性も抜群のカメラです。ですが、あえて前のモデルのM2と比較していきます。

M3は大きくなったとはいえ、その厚みは4.5㎝ほど。初心者用の一眼レフでも8㎝くらいの厚みがあるので、全然気にならない程度の奥行きです。

EOS M3の正式なサイズは【約110.9(幅)×68.0(高さ)×44.4(奥行)mmCannon製品情報ページより)】となっており、前モデルのEOS M2と大きく違うのは奥行きが10㎜以上大きくなったこと。

チャムスストラップ M3

そして重量も本体のみなら319gと軽量。これもM2に比べると重くはなっていますが、かなり軽い部類に入ります。
M2からの乗り換えをすると携帯性は若干劣るかもしれませんが、それを補うほどにM3は性能も充実しています。

 

操作性は良く、タッチパネルで直感的な操作も可能

ダイヤルの位置も使いやすく、さらには液晶がタッチパネルとなっていますので操作がとても簡単です。最近のカメラは当然のようにタッチパネルとなっていますが、実際に使用したのは初めてでした。

使ってみた感じはかなり良いです。感度も良いし、画面を見ながら操作するときはタッチパネルのほうが早い場合もあります。

M-Fnボタンの設定はしとくべき

操作面でひとつ注意したいことは「M-Fn」のボタンは自分で設定しなければ最初はなにも反応しないということ。

ボタンカスタマイズ M3

M-Fnボタンを使えるようにします

ボタンカスタマイズ M3

INFOボタンを押すと出る画面⇨ボタンカスタマイズを選択

ボタンカスタマイズ M3

M-Fnボタンを選択してカスタマイズ

ボタンカスタマイズ M3

最後は自分のお好きなボタンを選択します。

僕は絞り込みを使っていますが、他にもたくさんの機能があります。絞り込みをざっくり説明すると、ピントがどの程度合っているか確認して、撮影後の画面を見ることができるような感じ。

操作に関してはこの辺りを抑えておけば完璧。INFOボタンやメニューボタンで様々な設定ができますので、自分なりに使い方を良くして行くことができます。

 

AF速度はストレスがない程度の速さ

AF速度(自動でピントを合わしてくれる速度)は以前使っていたEos Kiss X3よりも早いことは間違いありません。しかし、ものすごく早いかというとこんなものかなという感じはします。

高速AFを保つためにはおそらく、ミラーレス専用のEF-Mシリーズを使う必要があります。昔使っていたEFレンズ(一眼レフ用のレンズ)を使う場合は若干遅いかなという感じ。SIGMAのレンズを使うときはもっと遅く、MF(マニュアルフォーカス)のほうが早い気もします。

測距点が49点に増えた分、ピントを合わすのは早く簡単になりました。
なかなかピントが決まらなくていイライラしてきたときなどは、諦めてタッチパネルでピントを合わせたり、1点AFを使うとかなり楽です。

 

外観はCannonらしさがあり良い感じ

ミラーレス機になってもまさにCanonという感じで、FUJIFILM・OLYMPUS・Panasonicのようにおしゃれだったり、レトロだったり、かわいらしかったりするカメラではありません。
デザインに遊び心が見られないのは良くも悪くもCanonの良い所かもしれませんが、正直なところもう少しひねりがあると嬉しかったりもします。

と、僕が購入した頃にはM3しかなかったのですが、Canonもおしゃれユーザーさんや女性向けのモデル『EOS M10』をいつの間にか発売していました。
絶対にCanonのミラーレスが良いという気持ちで、なおかつおしゃれな外観の機種が欲しいという方におすすめです。

EOS M10の特徴

  1. M3のようにゴツゴツしていない
  2. 角は丸くなっている
  3. カバーを交換することができて色は10種類
  4. 価格もEOS M3より1万円以上安いのでお求め安い

 

初めてカメラを購入する場合はちょうど良いかもしれません。

Amazonのレビューで元々M2ユーザーだった方が、M3が大きくなってしまったことが残念だったというレビューを見ました。M3よりもコンパクトになったM10はそういった層に人気が出てきているようです。

 

 

バッテリーは動画を撮らなければ一日はもつ

バッテリーでは悔しい思いをしたこともあります。動画撮影をしていて半日もたず、その日はたまたま宿泊中のホテルに予備バッテリーを忘れていました。

撮影可能枚数も200枚前後なので、なるべく予備バッテリーは用意しておきたいですね。

 

EOS M3の特徴

特徴とスペックでなにが違うんだという感じがしますが、特に紹介しておきたいことについて少し掘り下げていきます。

画質面でも安定感あり

コーノ式ドリッパー

フルサイズではありませんが、2400万画素でAPS-Cセンサーを搭載されているので、とても綺麗な画質だと感じます。

高感度には強くありませんが、ISO12800でも使えないことはありません。僕個人の意見としては、撮れないほどでなければ、粗い写真になってでも撮りたい派なので、使えるレベルだと感じています。

ただし、現像(加工)する前提でのISO12800です。ISOオートにしていると余裕があるときでも自動で12800になったりするので、ISOの上限設定はしておくと綺麗な画質の写真を撮ることができます。

 

EVFファインダーを搭載

EOS M3 EVFファインダー

これまでのEOS Mシリーズにはファインダーが付いていませんでした。それがM3からは新たに外付けのEVFファインダー(別売)が搭載されるようになったのはかなりの利点です。

これにより、Canonのミラーレス一眼レフカメラの立ち位置も変わってきたのではないでしょうか。
ファインダーだけではなく、画質面やAF速度の影響もありますが、サブカメラとしての立ち位置だったM2から、M3はメインカメラとして、レンズ交換式カメラのライバルたちに立ち向かえるようになった気がします。

EOS M3 EVFファインダー

通常時

EOS M3 EVFファインダー

ファインダーが立つので上からものぞける

内臓ファインダーでも良いのでは?という気持ちも若干ありましたが、使ってみるとファインダーを取り外しできるのは便利でしたので、つくりにはすごく満足しています。

視認性も高く、目の周りにぴったりとフィットするような作りになっているので、撮影に集中できます。逆に撮影に集中しすぎて困る場合はファインダーを外すこともできますので、メリハリをつけてカメラを楽しめますよ。

 

チルト液晶

EOS M3 チルト液晶

チルト液晶のカメラを初めて使いましたが、これはかなり便利ですね。完全に液晶が少し動くだけのモノはコンデジで使ったことがありますが、完全に反転するタイプのほうが断然便利です。

チルト液晶についてのメリットをあげてみます。

  1. 反転するので自撮りや二人で撮るときが楽。
    広角レンズがあると余裕過ぎます
  2. 地面に置いて低い目線で撮りやすい

 

EOS M3 チルト液晶

自撮りもできる

EOS M3 チルト液晶

この状態なら地面において撮影もできる

この機能によって下から撮ることも増えました。

グリーン島 森

 

タッチシャッター

肉眼で被写体を見ておきたい。でも撮りたい……。というときにはタッチシャッターが便利です。
タッチシャッターを使うと場合によっては、時間短縮にもなりますし、被写体を肉眼で見ながら撮影を楽しむこともできます。

僕は赤ちゃんを撮影するときにタッチシャッターが便利だなと感じました。

 

Wi-Fiの設定など

EOS M3はWi-Fiが搭載されているカメラです。

最初はカメラ本体と他媒体(iPhoneなど)をWi-Fiで接続できるものとは思っていませんでした。無線LANルーターを経由して繋ぐものだと思っていたので、「まあそんなにたいしたことないな」と偉そうに思っていたのですが、本体と繋がるなんて最高すぎますね。

車の中でもどこでも気軽に写真をiPhoneなどに送信できるので、すぐに友人に送ったりすることもできます。

 

クリエイティブフィルターを使って遊ぶ

クリエイティブフィルターを使えば、撮影してすぐさまおもしろい加工を機械側が勝手にしてくれます。
HDRからモノクロまで様々なフィルターが備わっているので、簡単に他の人と差をつけたい時には使えるかも。

笠岡ベイファーム コスモス

ラフモノクロ

笠岡ベイファーム コスモス

ソフトフォーカス

笠岡ベイファーム コスモス

トイカメラ風

 

様々な操作を知る上でおすすめの本

説明書を読むのは面倒ですが、作例ありきの本はなかなか読むのも楽しくなってきます。ファッション雑誌なども含めて全く雑誌を読まない僕でもかなり楽しく操作について学ぶことができました。

ファンクションキーの使い方はこの本で知りました。忘れましたが、なるほど!と思う瞬間も何度かあった気がします。

 

EOS M3にはどんなレンズを組み合わせるか?

EOS M3は様々なレンズを使うことができます。僕自身が使用しているレンズも混ぜつつ紹介していきますね。

 

初心者はまずダブルズームレンズキットがおすすめ

  • レンズにもまだこだわりが少なく、どれを買ったら良いのかわからない
  • ボディだけ買って別売りのレンズを買いたいけどイマイチ自信がない

 

初心者のときはなにを買えば良いかもわからないと思いますので、とりあえずダブルズームレンズキットを買っておけば間違いない。

広角側から望遠が200mmまであるので、どんなシーンにも対応できます。

 

 

ボディのみを買って、レンズは別売の気になるモノでもOK

ボディとレンズは別で購入しても良いですね。EF-Mレンズは下の2本をそろえています。

 

 EF-M22mm F2 STM

開放F値2の明るく描写力も素晴らしいレンズです。形状も薄型のパンケーキレンズで携帯性も完璧。

背景をぼかした写真を撮りたいときにはこのレンズを使えば完璧ですね。

EOS M3 EF-M 22mm

EF-M22mm F2 STM

赤ちゃん タッチシャッター 赤ちゃん タッチシャッター

 

 EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM

このレンズは本当に買って良かったレンズです。

超広角レンズは広角側の描写力も高い点も優れてますが、意外と寄って撮れるというのがすごくおすすめのポイント。

EF-M11-22 EF-M11-22 大分 臼杵石仏 蓮まつり WHARF ONE Cafe グリーン島 海

 

ここまで紹介したレンズ以外にもEF-M(ミラーレス用)レンズは何種類かありますので、CanonのWebサイトをご覧ください。

 

マウントアダプター + EFシリーズレンズ

まずマウントアダプターを簡単に説明しますと、EF-MレンズとEFレンズ繋ぐパーツです。公式な説明でもこんな感じです↓

交換式レンズで異なるマウントのボディにもレンズを装着できるようにする繋ぎのパーツ

わかりにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんので、写真も載せておきます。

Cannon マウントアダプター

ボディとレンズの間にこのパーツを挟みます

Cannon マウントアダプター

実際に繋げてみるとこんな感じ

Cannonと書いてある部分がマウントアダプターです。詳しい説明は下の記事をご覧ください。

 

で、ここからが本題ですが、このマウントアダプターというパーツを使って今までのレンズ資産を活用するというのも、ミラーレスカメラを楽しむためのポイントです。

僕はCannon用のEFレンズを何本か持っていたので、ミラーレスカメラを買うときはCannon一択でした。

ミラーレスカメラを買うと、レンズのマウントが変わってしまうことがデメリットのひとつになってしまいますが、マウントアダプターがあれば今まで持っていたレンズでも撮影をすることができます。

何本か使用していますので、どんなイメージになるかだけお伝えします。

 

SIGMA 30mm F1.4 (単焦点レンズ)

Cannon マウントアダプター

SIGMA 30mm F1.4 (単焦点レンズ)

先ほども写真を載せてしまいましたが、まずはSIGMAのSIGMA 30mm F1.4単焦点レンズ。
とにかく明るいレンズでこれからも継続して使用したい1本。

このくらいのサイズになるとちょっと本格的なカメラっぽく見えてきてかっこいいです。レンズ自体の重さが400gを超えますのでマウントアダプターも合わせると800gくらいにはなりますが、全く問題ありません。

 

Canon EF50mm F1.8 (単焦点)

Cannon マウントアダプター

Canon EF50mm F1.8 (単焦点)

Cannonの撒き餌さレンズと言われている50mmの単焦点レンズ。

このレンズでカメラにはまった方も多いかと思います。見た目はゴツくなりますが、レンズの重さが130gなので、550g前後とかなり軽いです。

フルサイズ換算で焦点距離は80mmなので、ポートレート用のレンズとして活用するのも良いかもしれません。

 

シグマ 17-50mm F2.8 (ズームレンズ)

Cannon マウントアダプター

シグマ 17-50mm F2.8 (ズームレンズ)

ズームレンズの中でも明るいシグマ 17-50mm F2.8 。このレンズはかなり重量がアップしてしまいますが、ちょっと本格的な感じに見えますので、たまには付けて遊ぶのも良いですね。

今までズームレンズに助けられたこともたくさんありますので、このレンズも継続して使いたいです。結婚式のときに活躍しました。

結婚式 ズームレンズ トリミング

 

ダブルでマウントアダプターを付けてオールドレンズで遊ぶ

ミラーレス一眼レフカメラの人気が上がってきている背景には、オールドレンズを楽しむ方が増えていることもあげられます。

KIPON MC MD SRマウントアダプター

KIPON MC MD SRマウントアダプター+Cannonマウントアダプター

上の写真のようにマウントアダプターをふたつ重ねます。

M3 オールドレンズ装着 ミノルタ

それにオールドレンズを付けるとこのような感じになります。

ゴツくなり重量も結構なものになりますが、撮れる写真は現代風の写真とはちょっと違った雰囲気になり、ひと味違った楽しみ方ができるようになります。

オールドレンズ 作例 グリーン島 オールドレンズ

僕が使っているのは「MINOLTA MC ROKKOR-PG 50mm F1.4」通称、緑のロッコールと呼ばれているレンズです。

50㎜のレンズで、アダプターを重ねてさらにAPS-Cサイズのセンサーに付けているので、焦点距離は104㎜。ちょっと使いづらいですが、最初は「これ自分で撮ったの?」と驚いてしまうような写真が撮れます。

オールドレンズ カメラ設定

ミラーレス一眼レフでオールドレンズを使う場合は、レンズなしレリーズをONにしておかなければ撮影できませんので注意。

ざっくりいうと、
「カメラの本体はオールドレンズの存在を認識できないので、レンズがない状態でもシャッターを切れるようにしておこうね」
ということです。

詳しくは下の記事をご覧ください。

 

まとめ

EOS M3を1年以上使ってみてのレビューでしたので、かなり長くなりましたが参考にしていただければ幸いです。

僕個人の感想としては、自分の生活スタイルに合っているカメラを購入することができたと思っているので、M3にして本当に良かった。

フルサイズの本格的なカメラが欲しい気持ちもありますが、やはり僕は気軽に持ち歩けるカメラのほうが使用頻度も高いのでM3は間違いない買い物でした。

綺麗な写真も撮れますし、本格的な撮影もできる。さらにはオールドレンズで遊ぶことも可能。用途が幅広くたくさん楽しむことができるEOS M3。今からでもまだ遅くありません。

おすすめのカメラですのでぜひ。

 

EOS M3で撮った写真

EOS M3で撮った写真を多く載せている記事をピックアップしました。ミラーレス機に興味がある方はぜひ。

EOS M3